安藤サクラ、山田涼介、宇崎竜童、生瀬勝久、吉原光夫、天童よしみ、サリngROCKら本作を彩る超豪華キャストが集結した、完成披露試写会を実施いたしました!
入口からステージを繋ぐレッドカーペットの上を華々しく歩いて登場した安藤さん、山田さんを始めとするキャスト一同。まさに今、初めて本作を観終えた興奮冷めやらぬ観客で満席の会場は、すぐ近くを歩く安藤さんや山田さんたちの姿を見るやボルテージがマックスに!頭を下げたり手を振ったりしながら順番に登場した8人全員がステージに到着すると、割れんばかりの拍手が会場中に鳴り響き、豪華絢爛なイベントがスタートした。
熱気溢れる会場の様子を前にした主演の安藤さんは2階席を見上げ「上まで!」と、驚きと嬉しさの入り混じった様子を見せながら、「こんなに大勢の皆様とともに今日迎えられることがすごく嬉しいなと心から感じております。」と、ついにこの日を迎えた喜びを表現。続けて「原田監督、素敵な作品に出会わせていただきまして、本当にありがとうございます。」と高まる思いに感極まる様子を見せた。続く山田さんも「本当に毎日が刺激的な日々で、安藤さんはじめ素敵なキャストの皆さんと一緒に芝居で来たことが、僕のこれからの力になるなという風に思っております。」と撮影の日々を振り返った。
ステージに並んだキャスト一同に対し、原田監督は「ステージに上がってきたら、これうちのキャスト!?っていうぐらい、みんな映画とイメージが違っていますよね。やはりみんな俳優だなという感情を、強く持ってます」とコメント。続いて客席を見渡し「マスクがほとんどない観客を前にして、こうして完成披露試写会ができるということが一番嬉しいです。本当にありがたいですね、3年ぶりです。」と笑顔を綻ばせた。
「毎日が幸せなロケーションでした。撮影現場で安藤さんからいつも元気をもらっていました」と切り出したのは、幼い頃からネリを良く知る元ヤクザ・曼荼羅を演じた宇崎さん。山田と撮影したシーンも思い出深かったそうで「2人で走るシーンがあったのですが、(山田さんが)ものすごく早くて、追いつけないんです。年長者への忖度が全くない!」とその裏話を披露すると、山田さんは思わず苦笑い。突如として飛び出した思わぬエピソードと、それにたじたじになる山田さんの様子に、会場は笑いの渦に包まれた。
ネリとジョーに仕事を紹介する名簿屋を名乗る男・高城を演じた生瀬さんは「本当に楽しくてすごく濃い時間で、出来上がった作品を観た時にこんなかっこいい作品に出られたんだなと思いました」、姉弟を追う刑事を演じた吉原さんは「熱い、泥臭い作品になっていると思うので、今日観ていただいたみなさんにもまた観て頂きたいです」とそれぞれに挨拶。そんな吉原さんは役作りの一環として実際にロケ地へ足を運んで歩いたり宿泊したりしたと言い、「その場所の歴史みたいなのを感じさせていただける匂いが残ってるロケ地が多くて、その場所に行って実際に演技をするというのは、本当にいつも幸せで(原田監督は)すごいなと思います」と、今回自身は三度目のタッグとなる原田監督への信頼を垣間見せた。
特殊詐欺の道具屋として、その出演そのものが話題ともなった天童さんは「素晴らしい、本当に凄みのある映画に出演させていただきました」と感謝の気持ちも表現しつつ、「自分で言うのもなんですけど、こんな可愛いイメージの私が、とんでもない役をやらせて頂きました。すごく緊張しました!」と冗談交じりに自身が演じた役柄について触れ、会場の笑いを誘う一場面も。今回原田監督の大抜擢で、映画初出演にしてその存在感が光る謎多き女・林田を演じたサリngROCKさんは冒頭「初めまして!」と観客へ挨拶。「本当にはじめましてです。映画に初めて出させていただきました。今日こんな所に立たせてもらえる人生になるなんて、本当にビックリしています」と、キャストの中でも一際興奮している様子を見せた。
改めて、本作がようやくお披露目となったことについて今の気持ちを聞かれた安藤さんは「こうしてご覧いただいたことによって、より一層、もっともっと多くの皆さんに公開したら見ていただきたいなと言う気持ちがすごい湧き上がっています」としながら、「山田君と共演できると聞いてすごく楽しみでした。きっと自分も知らない自分のお芝居に出会えるんじゃないかなっていう期待を持って現場に挑んだのですが、こうしてジョーのなんと素晴らしいことでしょう!」と、今作で姉弟役で初共演となった山田さんを大絶賛。一方の山田さんも「安藤さんとするお芝居は本当に楽しかったですね。」と答えると、「楽しかったね!」と二人で顔を見合わせて息ぴったりの様子を見せ、映画本編でも余すところなく発揮されていた安藤さん×山田さんの化学反応をここでも見せつける一幕となった。
「姉弟が向かう先は“天国”か“地獄”か?」という本作のキャッチコピーにちなみ、それぞれに本作の撮影中に感じた“天国”な瞬間と“地獄”な瞬間を聞いてみると、安藤さんは「雪」と回答。撮影中にロケ地で記録的な雪が降ったといい、大変な面もあったものの、その雪景色のおかげで急遽生まれたシーンがあったそうで「地獄であり天国であり、の雪だったのかなと思います」と振り返った。一方、安藤さんとは全く違ったテンションで会場を再びの笑いの渦に巻き込んだのは生瀬さん。「近江のあたりで撮影をしたんです。近江牛は有名ですがちょっとお高いので、近江ちゃんぽんがおススメです。天国ですよ」とシンプルな一言で、イベントのラストへ向け会場を見事に温める形となった。
最後に、キャストを代表して安藤さんが「台本を手にして、この役に出会って、久しぶりに私自身すごく心が震える出会いでした。山田涼介とジョーの出会いというのも、これからの映画の歴史に残るような出会いだったんじゃないかなと感じています。原田監督の描く、いろんな味わいのあるこのエンタテイメントをとにかくたくさんの方に見ていただきたいです。」と挨拶。「今日この時間を共有したからには皆さんも仲間だと思ってます。よろしくお願いいたします。」と観客へ最後のアピールも忘れず、大盛況のうちにイベントは終了した。
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